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日本で「IR開業」を狙う米国カジノ企業の現在地

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第3部:: 他の候補事業者の紹介

ウィンは自分達はゴリラ 第2部を参照 だと主張し得るだろう。同社をティア2に分類するのはもしかすると少しフェアではないかもしれない。しかしおそらく巨大ゴリラよりもサイズ感は少し小さい。その1つ上の高級感がプレイヤーに大好評のウィンブランドは、業界内でも同じく大好評かというとそうではなく、実際、時価総額に関しても一つ上のレベルに達することはなかった。創業者であるスティーブ・ウィン氏の時代はその数字は常に10桁台で、ティア1にいる彼のライバル達はといえば11桁に到達していた。ウィンは、世間に対して「統合型リゾートを発明した」と言いたがるが、我々はもう今世紀に入って20年目に突入している。ミラージュのオープンははるか昔のことだ。 ウィン・リゾーツ日本法人のクリス・ゴードン社長は身を粉にして働いており、成功するには6つのことをしなければならない。1つ目は、過去の 数々の スキャンダルから気持ちを切り替え、本当に心を入れ替えたことを証明すること。2つ目は、ウィンが、ルーフラインが丸みを帯び、くねくね曲がった文字で施設名が書かれ、赤の花柄のカーペットが敷かれた他と同じゴールデンブラウンの建物以外を建てられると示すことだ。3つ目は、ウィンが日本のコンソーシアムで、もしかすると株式持分が少数になる可能性があっても上手くやっていけると示すこと。4つ目は、非常にアメリカ的な同社が日本のビジネス慣習や政府の文化の細かいニュアンスと、きめ細かく交渉できることを示すこと。5つ目は、非常に大きな資本がいる事業になるであろうもののために必要な資金調達方法を見つけること。そして最後に、彼が上記の1から5までのポイントを伝えるための本物の意見発信およびコミュニケーション戦略を構築できると示すこと。 もしライセンスが純粋に熱意に対して与えられるとすれば、メルコのローレンス・ホー会長兼CEOはすでに手に入れていることだろう。彼のスピーチの多くがこのような文言から始まる。「日本に来るのは回目です。ここに始めてきたのは5歳の時で、ただただ日本が大好きなんです」。ホー氏は何かを企んだりしているわけではない。日本に対する想いは見るに明らかだ。マカオにあるメルコの旗艦IRであるシティ オブ ドリームスについ最近加わったモーフィアスの全客室に日本式のトイレを設置するほどだ。 SJMにとってマイナスに(プラスともいえる)働いているのは、極めて深い中国との絆だ。ホー博士は年から年 事実上は年 までマカオのゲーミング独占営業権を保有していた。また彼らにとってマイナスに働いている別のポイントが、もうIR誘致を行わないと公に発表した候補地の北海道で施設開発を目指していたと広く考えられていることだ。 フィリピンのIR市場は過去5年間で驚異的に成長し、今ではアジアで2番目に大きなゲーミング市場の称号をかけてシンガポールのIR市場と競い合っている この称号はやがて日本が奪うことになる 。ソレアはマニラのエンターテインメント・シティにある施設群の中では紛れもなくトップだ。少なくとも、現在も成長を続けるオカダ マニラが追いついてくるまでの今のところは。 皮肉なのは、近年サンシティのアルビン・チャウ会長兼CEOが、鞍替えとしか言えないことを好んで行い、IR事業者になりたがっていることが明らかになってきていることだ。チャウ氏は様々な方法でそうするための歩みを進めており、今年中に一部の施設が整う予定のベトナムのホイアナIR開発、ウラジオストクにあるティグレ・デ・クリスタルの支配権獲得など、両方を香港に上場するサンシテ ィグループホールディングス HKEx の下で行っている。サンシティグループホールディングスはまた、釜山では韓国の事業者、パラダイスとも提携関係を結び、特に注目すべき動きとして、今のところ年後半にエンターテインメント・シティでの開業が予定されているマニラのウェストサイドシティ・リゾートワールドのカジノ及びホテルを開発・運営するための契約に署名した。

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